自費出版と企業出版(カスタム出版)の違いについて

企業出版についての問い合わせをいただく際に

「自費出版と企業出版はどう違うのですか?」

と質問をいただくことがあります。

確かに、自費出版というフレーズには耳覚えがある方も多く、企業出版は企業が自費出版するという認識になっていることが少なくありません。

ただ、ラーニングスでは自費出版と企業出版には大きな違いがあると考えております

今回の記事では自費出版と企業出版がどう違うのかについて解説してまいります。

記事の目次

    自費出版とは?

    「自費出版」は主に個人が小説や詩、俳句や写真などの自分の作品を本にまとめて出版することを指します。

    そして、この出版にかかる費用を著者自らが負担する出版形式のことを自費出版と呼ぶのが一般的です。

    出版された本はいわば作品であり、作品づくりが目的となっているのが自費出版の特徴と言えるでしょう。


    自費出版の多くは個人向け

    多くの出版社が自費出版のサービスを提供しておりますが、こうしたサービスは個人が主な対象となっています。

    実際、自費出版で多く作られている本を見てみると、個人の小説や絵本、句集などがほとんどです。

    小説や絵本を作る際はいかにきれいな装丁の本を作れるか、いわば作品づくりの考え方で取り組む必要があります。

    実は私の祖父も私が小学生ぐらいの頃に、自費出版で句集を作ってプレゼントしてくれたことがあるのですが、ハードカバーの立派な装丁の本でした。

    (後に、かなりの高額費用を支払って本を作っていたことが判明しましたが、祖父は大喜びだったのでそれはそれでよかったと思っています)

    小説の文章や写真など、本の素材がある程度揃っている状態で本をつくりたい場合は、自費出版はおすすめの作り方になるでしょうし、ハードカバーにしたりきれいな装丁にするなど、完成する本の外見にこだわって本作りができるのも、自費出版の強みです。


    企業出版とは?

    一方で「企業出版」とは企業がブランディングや営業力強化、業績アップなどを目的として出版する出版形式のことを指します。

    先ほどの自費出版が出版することが目的だったことに比べると、目的に大きな差があります。

    出版にかかる費用は企業が負担することになりますが、企業が費用を出すとなるとそれは投資活動の一つと考えなければいけません。

    かけた費用に対して何らかの見返りが返ってくることを期待して投資するのが企業出版の考え方で、本の内容も目的を絞ってその目的をしっかりと果たせるような内容にする必要があります。

    関連記事:企業出版の会社を比較する際に注意すべき7つのこと


    企業出版は出版ではなく課題解決が目的となる

    課題解決を目的として本を作るため、自費出版の時のようにあらかじめ用意された原稿をただ印刷、製本するだけではそのプロジェクトは失敗に終わります。

    経営課題を解決するためにはどのような本を作るべきなのかを考えて戦略を立て、それを原稿に落とし込む必要があるためです。

    また、企業出版の場合、実は原稿はプロのライターが執筆するケースがほとんどです。

    まれに経営者自らが執筆するケースもありますが、経営者は多くの場合で多忙で、執筆に割く時間がありません。

    そのため、ヒアリング取材をして、それを文章を書くプロであるライターが原稿にまとめて本づくりを進めていくのです。

    ゴーストライターと聞くとあまりいいイメージを持たない方が多いかもしれませんが、コンテンツは経営者自らが話したことであり、プロのライターが執筆した原稿はやはり読みやすいです。

    企業出版は作品づくりではなく、伝えたいことを読みやすい文章で伝える必要があるために、企業出版に取り組む際にはプロのライターを利用していただくことをおすすめしています。

    余談ではありますが、優秀なプロのブックライターを探すのはなかなか難しいです。

    ウェブライターのように、比較的短い記事を書いていただけるライターは多くいらっしゃるのですが、一冊の本の原稿を体系的にまとめることが出来るライターは少ないのです。

    そのためラーニングスでは安定的に仕事を受託できるよう、ブックライティングの仕事が欲しいブックライターが登録できるブックライティングサービスを起ち上げました

    現在、他社で出版されている本もこちらのサービスの登録ライターさんが執筆しているケースもあり、世の中的に優秀なブックライターが不足していることもあり大変好評いただいております。

    ブックライターをお探しの出版社様からの問い合わせも下記よりお待ちしておりますのでお気軽に連絡ください。

    ブックライティングサービスひよどりはこちら。


    企業が出版するのであれば企業出版専門の出版社を

    今回の記事では、自費出版と企業出版ではいったい何が違うのかについて解説しました。

    出版する目的、そして出版後の使い方を同時に考える必要があるのが企業出版です。

    企業出版専門の出版社であれば、出版後の販促にも色々な提案をいただけるはずですので、是非問い合わせをしてみてください。

    企業出版のプロジェクトを進める際には企業出版専門の会社がおすすめで、検討の際にはラーニングスも候補の一つに入れていただければ幸いです。


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    梶田洋平

    出版社ラーニングス株式会社 代表取締役

    慶応義塾大学卒業後、証券会社に入社し法人・リテールの営業活動に尽力。退社後、2017年7月にラーニングス株式会社を設立。はじめて本を出版する企業や個人事業主の方を対象とした事業を展開する。これまで自身が著者として出版した本は16冊、読んできたビジネス書は3,000冊以上。

    https://www.learnings.co.jp/
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